2020.04.11
【骨が足りない時のインプラント治療①】
カテゴリ分類:
臼歯症例
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初診時年齢 | 54歳 |
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主訴 | 左上の前歯が痛い |
処置内容・ 方法 |
奥歯は骨量が少なかったのでショートインプラントで治療した。 |
抜歯の有無 | あり |
埋入本数 | 3本 |
埋入箇所 | 左上犬歯、小臼歯、大臼歯 |
治療期間 | 2ヶ月半 |
費用 | 詳しくは料金表ページをご覧ください |
リスク | 治療方法や費用、治療期間などは、ケースによって異なります。患者さまに合わせた治療計画をカウンセリング時にご提案いたしますので、治療例は参考程度にご覧ください。 |
前歯の痛みを訴えてご来院された患者さまです。
奥歯がない状態が続いたために、下の前歯が上の前歯をつき上げて、歯根にヒビが入ってしまいました。そこが膿んできて丸で囲っている所の歯ぐきが腫れています。
腫れている歯のかぶせ物を外すと、ヒビが入っているのが確認できます。
その部分と奥歯の歯がない所にインプラントを埋入する計画を立てました。
今回の歯が割れたのは、奥歯がなく前歯にかかる負担が大きかったのが原因なので奥歯のインプラントは必須です。
奥歯のCT写真をみると、骨の厚みが少ないです。従来ではGBR(骨造成)という処置によって人工的に骨を増やす治療をしてから、半年ほど期間をあけてインプラントを埋入していました。また、GBRという治療は腫れや痛みを伴うことが多く、患者さまの身体的・精神的な負担が大きいデメリットがありました。
当院では、ショートインプラントを用いることで、骨が少ない部位にもGBR(骨造成)を行うことなく治療をしています。その方が、治療期間が短縮され、痛みや腫れも少ないです。治療成績も従来のインプラントと同様であるという報告がされています。
インプラントを埋入した当日に、仮歯を入れる(即時荷重)インプラントが可能でした。
2ヶ月半で治療が終了し、その後も問題なく定期検診に通われています。