インプラント治療における骨再生療法(CGF)

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骨再生療法(CGF)

骨再生療法(CGF)

骨再生療法(CGF)

骨をつくる際には、患者さまご自身の血液の成分を使うと骨がつくられやすいとされています。そのため、必要に応じ、患者さまから採血した血液を遠心分離機にかけ、必要な成分を抽出し利用するケースがあります。これが骨再生療法(CGF)です。

CGFについて

  • ■CGFとは?

    Concentrated Growth Factorsの略で、採血した血液から患者さまの血液由来のフィブリンゲル(血液凝固に関わるタンパク質)をつくり、骨造成治療の際に使用することで、骨の再生を促進させることができる再生療法です。自己血液由来の方法のため、拒絶反応や感染などのリスクを軽減できることがCGFの大きな特徴です。厚生労働省の許可を取得した歯科医院でのみ行うことができる治療で、当院はこの骨再生療法(CGF)に逸早く取り組み、インプラント治療期間の短縮に取り組んできました。

  • ■CGF治療の流れ

    • 1.採血を行う

      採血を行う
    • 2.採血した血液を
      遠心分離機にかける

      採血した血液を遠心分離機にかける
    • 3.出来上がった濃縮
      フィブリンゲルを取り出す

      出来上がった濃縮フィブリンゲルを取り出す
    • 4.インプラント治療の際に
      使用する

      インプラント治療の際に使用する
  • ■インプラント技術の発達とCGF

    インプラント技術の発達とCGF

    最近ではインプラント技術の発達により、骨再生療法(CGF)を利用するケースが減少してきたことも事実です。例えば、従来骨が薄い・足りないなどの理由によりインプラントが埋入できない場合には、骨を作ることが必要となるケースが殆どでした。このような場合、骨再生療法(CGF)が活躍します。しかし、ショートインプラントが発達した現在では、従来のように骨を作らなくてもインプラントを埋入できるケースが増え、これに伴い骨再生療法(CGF)を利用する機会も次第に減少してきました。

なかやま歯科が考えるCGF

骨再生療法(CGF)を行うためには、採血を行う必要があります。歯科治療では表面麻酔を活用するなどによって痛みを感じることは殆どありませんが、採血のチクっとする痛みは、どうしても避けて通ることができません。私たちからすると、この痛みも患者さまの体の負担に他なりません。このように、時代の変化により、現在では骨再生療法(CGF)の出番は比較的少なくなってきました。しかし、骨を作る必要があるケースなどでは現在においても骨造成を促進する有益な方法です。