予防としてのインプラント|歯を削らず歯抜けを放置しない

TEL.06-6534-8214

相談・お問合せ

予防としてのインプラント

ブリッジをお勧めすることは
滅多にありません

予防としてのインプラント

予防としてのインプラント

以前は、1本の歯を失ったときに、両隣の健康な歯を削ってブリッジを行うケースが数多くありました。しかし、現在はそのような患者さまが来院された際に、両隣の歯を削るブリッジをお勧めすることは滅多にありません。なかやま歯科では、「予防」として治療を行うと考えた場合、インプラント治療が非常に有効だと考えています。

インプラントが「予防」になるのは
なぜ?

インプラントが「予防」になるのはなぜ?

インプラント治療が「予防的歯科治療」のツールとして非常に有効なのは、新たに歯を削ることもなく、残された歯を守り、歯を失う範囲が拡大してしまうことを予防することができるためです。インプラントであれば、当然やみくもに歯を削る必要もありません。インプラント治療を行うことは、決して目的ではありませんが、残っている歯を守るための1つの有効な手段となるのです。

「削る治療」では歯を保つことは
できない

「削る治療」では歯を保つことはできない

当院が、両隣の歯を削るブリッジをあまりお勧めしていない理由は、歯を削るとむし歯になるリスクが高まることからです。マイクロスコープなどを用いた極めて丁寧かつ細かな治療を行ったとしても、削った歯は、削っていない歯には勝てないのです。また、ブリッジを行うということは、本来3本の歯で受ける「噛む力」を、2本の歯に「頑張らせる」ということであり、おのずと力の負担がかかってしまうため、健康な2本の歯を失うリスクも高まってしまいます。特に神経を取った歯は、歯の根っこが破折(折れる)するリスクが高くなることも考えられます。ブリッジをするのであれば、失った歯の両隣の歯を固定するだけにしておいたり、最近では簡便で目立たない入れ歯にする方法をとることで、将来的にインプラント等の処置を行えるよう対応しています。

「健康」は「噛める」からこそ

  • 例えば、右下の6歳臼歯を失ったまま放置するとします。

    例えば、右下の6歳臼歯を失ったまま放置するとします。

  • 次第に周囲の歯が移動してきて、右側では噛めなくなります。

    次第に周囲の歯が移動してきて、右側では噛めなくなります。

  • 右側で噛めないので左側で噛むようになり、左側に負担がかかります。
    右側で噛めないので左側で噛むようになり、左側に負担がかかります。

    右側で噛めないので左側で噛むようになり、左側に負担がかかります。

  • すると、左側に問題がでてきます。(歯周病が発生する、ブリッジの歯の根が割れるなど)

    すると、左側に問題がでてきます。(歯周病が発生する、ブリッジの歯の根が割れるなど)

  • 次は左側で噛めなくなり、右も左も噛めない状態になります。

    次は左側で噛めなくなり、右も左も噛めない状態になります。

  • 残るは前歯だけになり、下の前歯が上の前歯を突き上げ、その力で前歯が壊れてしまいます。

    残るは前歯だけになり、下の前歯が上の前歯を突き上げ、その力で前歯が壊れてしまいます。

  • 噛み合う歯がない状態や、全体の咬み合わせが崩れ、自分の歯で噛めない状態に・・・。

    噛み合う歯がない状態や、全体の咬み合わせが崩れ、自分の歯で噛めない状態に・・・。

このように、自分の歯で噛めなくなると、噛まなくても食べられる柔らかいものばかり食べるようになります。その結果、栄養バランスが崩れ、最終的に生活習慣病を引き起こすことに繋がるのです。なかには、「1本くらい歯がなくても大丈夫」と思われている方もおられるかもしれません。しかし、「噛めない」状態はこのようなことからつくられるのです。だからこそ、とくに患者さまが若い場合には、失った歯の周囲の歯を削ることなく、失ったところだけで再建治療ができないかを考えます。健康な歯は、削らないに超したことはないのです。そう考えたとき、インプラントは、残る健康な歯を守り、「予防」していく有効な手段となるのです。