やさしいインプラント治療
インプラント治療には、顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込むための手術が必要です。インプラントに関わる手術は基本的に大がかりなものではありませんが、従来は数日間の腫れや痛みがつきものでした。いくら健康な歯を手に入れるためとは言っても、できる限り患者さんに負担のかからない方法で治療したいものです。そこで誕生したのが、最小限の負担で最大限の効果を得るという「MI(ミニマムインバッシブ)」の概念です。
従来のインプラントの欠点
たとえ天然歯同様の歯を取り戻すためとは言っても、手術を行えば患者さんの負担は大きくなります。たとえばインプラントを埋め込む顎の骨が薄い場合に行われる「骨造成」などは、治療期間が長く、痛みも大きく、さらに失敗の可能性も低くはないのです。確かに手術に成功すれば大きな成果を得ることができますが、患者さんが完全に安心して受けられる治療ではありません。
しかも、骨造成で増やした骨は時間と共に減ってしまうということが最近わかってきました。そのため、従来は自家骨だけを使っていた治療に、移植材を混ぜるといった方法が考え出されたのです。つまり、インプラント治療そのものはまだ未完成の治療法であり、従来正しいとされていた治療法が変更されることも起こりうるわけです。
MIインプラント
現在のインプラント治療は、ただ手術をするだけではなく「MI」の概念を取り入れた、患者さんにやさしいものに変わってきています。ただし、本当に最小限の負担で治療できるかどうかは、歯科医の技術が大きく関わってくるのです。インプラントの新しい流れは、まだ始まったばかり。MIインプラントが可能な歯科医は限られています。負担をできる限り減らすために、医院選びは慎重に行いましょう。


